特別支援教育教員養成課程
特別支援教育教員養成課程の概要
福岡教育大学特別支援教育教員養成課程には、
- 視覚障害児教育専攻
- 聴覚障害児教育専攻
- 知的障害児教育専攻
- 肢体不自由児教育専攻
- 病弱児教育専攻
- 言語障害児教育専攻
の6つの専攻があります。したがって、特別支援教育に関する教員免許のすべての特別支援教育領域の免許を取得することができます(どの特別支援教育領域の免許状が取得できるかは、2年次から、どの専攻に所属するかに依存します)。
特別支援教育教員養成課程では、1年次で特別支援教育の基礎をはばひろく、そして2年次からそれぞれの専攻についての専門的内容を学びます。
また、本学には、附属特別支援教育センターが設置されており、特別支援教育講座の教員11名が、障害児教育、障害児心理等についての研究、教育活動を行っています。
特別支援教育教員養成課程の学生は、これらの活動に参加し、教員の指導のもとに特別支援教育の実際が学べます。つまり、ただ単に知識を習得するのではなく、それを教育実践に生かすことができるという観点から、学生の教育を行っています。
主な授業科目
特別支援教育概論、障害評価法、障害児の発達と学習、各専攻の指導法、各専攻の指導実習 等。
入学定員・専攻・取得可能免許状
入学定員
特別支援教育教員養成課程の1学年の入学定員は60名です。
学生は入学時には、専攻に分かれていませんが、2年次にそれぞれの専攻に分かれることになります。専攻の決定は、学生の希望と1年次の成績により、割り振りを行います。
専攻および取得可能免許状
福岡教育大学特別支援教育教員養成課程の各専攻の定員および取得できる教員免許状は、以下の表のようになっています。
特別支援教育専攻の学生は、いずれの専攻に所属することになっても、基礎免許として、小学校教諭1種免許状または希望する教科の中学校教諭1種免許状を取得することになります。その上で、以下の表のような特別支援学校免許状の領域を中心にして取得します。
さらに、他の専攻に開設されている授業を履修することにより、免許状に定められる特別支援教育領域を追加することが可能です。
注意事項
以前は所定の科目の単位を取得することで、言語聴覚士の国家試験の受験資格の申請を行うことができておりましたが、平成19年度入学者より、この受験資格の申請を行うことができなくなりましたので、注意してください。
専 攻 | 学生定員 | 基礎免許状 | 特別支援教育領域 | |
初等教育部 | 中等教育部 | |||
視覚障害児教育専攻 | 40名 | 20名 |
小学校教諭1種免許状 |
視覚障害者 |
聴覚障害児教育専攻 | 聴覚障害者 | |||
知的障害児教育専攻 | 知的障害者 | |||
肢体不自由児教育専攻 | 肢体不自由者 | |||
病弱児教育専攻 | 病弱者 | |||
言語障害児教育専攻 | 知的障害者 または 肢体不自由者 |